簿記2級のテキストを買ってみたものの、どのくらい理解してから問題を解き始めればよいのか、ただ流し読みをすればいいのか、そもそも、簿記2級の勉強をするのに簿記3級のテキストも読んだ方がいいのか?テキストを前に戸惑う瞬間があるのではないでしょうか。
そんな人のために、テキストの読み進め方について具体的に私がやった方法をまとめます。まだ始めていない人も、読み進めて迷っている人にも参考になると思います。
簿記3級のテキストは必要か
簿記2級を取得するのに、必ずしも簿記3級の試験に合格しておく必要はありません。
それでも、簿記3級のテキスト必要です。
簿記2級の範囲は簿記3級を土台にして乗っかているので、簿記3級の内容を知らずに簿記2級のテキストを読んでも、理解しにくいと思います。
また、「簿記3級は過去問だけ解いて合格したよ」っていう人も、簿記2級を目指すなら簿記3級のテキストは一度読んでおくよいいと思います。
テキストって、「試験範囲の情報を身に付ける」だけではなく、「試験範囲の内容を体系だって理解する」ためのものでもあるので。
できるだけ安く合格したい!という気持ちも理解できますが、「時間をかけずに」というのも重要なポイント。急がば回れじゃないですが、しっかり土台を作っておくことを意識して進めていきましょう。
テ一日に読み進めるキストのページ数
私は1日に40ページから50ページを目安に読み進めていました。
別の記事でテキストを読むのに1日1時間で1.5か月と書きましたが、実は土日はやっていないので、実質1か月ちょっとです。
1時間で40ページから50ページで読み進めるって、かなり速いペースでは?と思うかもしれませんが、ポイントがあります。
- 覚えながら読むのではなく、理解しながら読む
- 問題は解かない
まず、覚えながら読む必要はありません。
50ページ分を記憶しようとすると1時間では厳しいです。
でも、書いてある内容を理解しながら読むだけです。
また、問題は解かずに進めていきました。問題と解答のページだけで、全体の1/3くらいあるので、実際に読み進めるページは30ページ程度です。それならできそうな気がしませんか?
テキストにある問題は基本的な問題が多いです。
もちろん、やるに越したことはないですが、このあとやる「実践問題」をやっていけば、必ずテキストにある問題は解けるようになります。
インプットの時間を短くするためにも、ここはスキップしてもいいと判断しています。
実践問題を解き始めた時、基本的な問題を抑える必要があると感じたら、その時に振り返ってやれば大丈夫です。
私はそのパターンで、実践問題の回答を見ても全く分からなかったときに、テキストに立ち戻ってその部分の問題だけやっていきました。
商業簿記から?工業簿記から?テキストを読む順番
私のおすすめは工業簿記からです。
理由は、商業簿記に比べて工業簿記のボリュームが少ないから。
簿記3級と商業簿記2級はつながっているのでまとめてやった方がわかりやすいかもしれません。でも、逆につながっているからものすごいボリュームに感じるんですよね。
商業簿記が終わったときには達成感で、工業簿記に手が出ない…なんてことになるような気がします。(私の妹は、まさにその状態で、工業簿記着手までにすごいエネルギーが必要だったそうです)
余談ですが、理系の私は工業簿記が楽しく感じ、文系の妹は工業簿記が苦痛で仕方なかったそうです。
文系理系で向き不向きがわかれるわけではないと思いますが、結構好き嫌いが出る教科な気がします。
だからこそ、早めに終わらせておくのがおすすめです。
まとめ
テキストの進め方の具体例を紹介しました。ポイントは
- テキストを暗記する必要はない、ただし、テキストを理解しながら進める
- インプットの時間と割り切って、問題は解かない
- 簿記3級→工業簿記→商業簿記の順で進める
このやり方が、効率よく進められるのではないかと私は思っています。
ぜひ、参考にしてみてください。
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