できるだけ短時間で資格を取ろうと思うと、隙間時間も見逃せません。
そんな隙間時間におすすめなのがアプリの利用。
私の場合、テスト直前は、何もしていいない時間が不安になり、寝ても覚めても何か勉強していたいという感じで、そういう時はアプリで勉強をしていました。
今回は、電車に乗っているとき、病院などの受付待ちの時間、ベッドの中でのダラダラタイムなど、鉛筆を使って勉強はできないけど、という時間におすすめのアプリを紹介します。
簿記2級の商業簿記には必須?私が使ったアプリ
勉強を始めた最初のころは、ひたすらテキストを電車の中で読んでいました。
むしろ、最初の1か月半はそれしかしていませんでした。
しかし、Inputの時間が終わりOutputの時間が始まると机での勉強が主になります。
ただ、時間はあるけど机がない、という状況なことも多々あり、そういう時はアプリを利用して勉強していました。
実際に私が使ったアプリは「パブロフ簿記」です。
テキストのパブロフシリーズを使っていたので、アプリも迷うことなく「パブロフシリーズ」を選択。
このアプリでできることは仕訳の練習です。
仕訳は様々なパターンを理解しながら覚えていく作業なので、ひたすらこのアプリで勉強しました。
試験の時に見たことのない仕訳がでてきたら、ほぼ回答できないと思います。
応用力は必要ですが、そもそも「この単語知らない」という仕訳は正直自力でやるのは難しいのではないかと。
無料版だと、サンプル問題しか用意されていません。
使い勝手を見るだけなら無料版で十分ですが、本気で仕訳を覚えたいなら、断然、有料版がおすすめです。
また、一つ一つの仕訳に○×だけではなく解説がついているので、
複雑な仕訳(Level3とか)でも非常にわかりやすく、また、テキストをいちいち開いて確認する必要がないので、電車の中でとても勉強しやすかったです。ちなみに私はLevel1は完ぺきに仕上げ、それ以上のレベルは分野によってというレベルで試験合格しました。
最新情報が得られるからこその注意点
アプリはいつでも好きな時にダウンロードできるのとても便利。
しかも、このアプリは随時更新が行われていて、年度切り替えのタイミングで見直される「出題範囲」にも即座に対応しています。しかも、一度購入すれば、自動で最新版の問題に更新されます。
そのあたりは「本」にはないメリット。
ただ、注意が必要なポイントが一つ。
出題範囲の見直しが入る年度切り替えのタイミングで、過去に説いた問題がすべて消え、自分の回答記録もすべて消えます。
私も2021年3月に説いた問題を2021年5月に確認しようと思ったら、すべて消えてしまっていました。
勉強を始めるタイミングの記事にも書きましたが、年度の切り替えをまたいで勉強するのはおすすめしません。
そこだけ気を付ければ、問題のレベルごと、内容のカテゴリーごとに問題を表示させることができたり、解けなかった問題だけを表示させる機能があったりと、とても良いアプリだと思います。
ネット試験対応の問題が追加された
私がこのアプリを購入した時にはついていなかった、ネット試験対応の模擬試験が付録でついています。
2021年4月から120分のテストが90分に短縮され過去問が存在しないため、90分対応の問題を得るのがちょっと難しくなっています。その点でも予測問題は非常に重要になっています。
実際に予測問題を見てみましたが、内容はともかく操作性は実際のネット試験に限りなく近いです。
解答も非常にわかりやすいので、ぜひテスト前に解くとよいのではないかなと思います。
工業簿記のアプリの購入は?
私は、商業簿記のアプリのみ購入し、工業簿記のアプリは購入しませんでした。
理由は、工業簿記は仕訳パターン、出題パターンが少ないから。テキストや予測問題を一定数解けば、「見たことない!」「知らない!」というパターンはほぼ無いはず、と考えました。
さらに、工業簿記の方は無料版もないし、更新頻度も商業簿記ほどではないし、商業簿記に比べるとアプリに力を入れていないのかな…と感じてしまう側面も。
実際、テキストと予測問題で十分に対応できたので、個人的には、時間に余力がある人や、工業簿記が苦手すぎる・・・という人はあったほうが良いかもね、という感じです。
まとめ
簿記は仕訳に始まり仕訳に終わると聞いたことがあります。
少なくとも、「仕訳に始まり」は間違いないと思います。そこができないことには問題を解き進めていくのは難しいです。
そのため、アプリを使ってできるだけ多くの仕訳に触れておくのがおすすめです。
このアプリを使った勉強はおすすめですが、年度の終わりにリセットされる可能性があるので注意が必要です。
それ以外は、とても使いやすいアプリなので、模試試験も含め使い倒す!という意気込みで購入してみてはいかがでしょうか。