意外にも、SE、システムエンジニアで簿記2級を持っている人は多いです。
理由は、会計システムや、銀行システムなど、お金にかかわるシステムが多く存在するから。
元同僚のシステムエンジニアでも、30代で取得した人が周りに結構います。
仕事上のスキルアップだけではなく、就職や転職に有利と思って簿記を取る人も多いのではないでしょうか。
実際、就職活動前の大学生っぽい人や若い社会人など20代ぐらいの人を試験会場でたくさん見かけました。
システムエンジニアの仕事とは
略してSEと言われることが多いシステムエンジニアですが、実際その仕事している人以外、何をしているのかよくわからない職業の一つではないでしょうか。
システムエンジニアとは、簡単に言うと「システムを作る人」です。システムとは、「パソコンや携帯などを使って何かを処理するツール」のこと。
例えば、会社内で使う勤怠管理簿も、今では紙ではなくパソコンで管理している会社も多いのではないでしょうか。
その、勤怠を管理するためのツールを作っているのが「システムエンジニア」です。
これ以外にも、工場で使っている「生産管理ツール」も、インターネットショップで使っている「注文管理ツール」もすべて「システム」と言われ、これらを作っている人たちのことをシステムエンジニアと言います。
例を挙げるときりがないくらい、システムエンジニアはありとあらゆるところで活躍しています。
システムエンジニアと簿記の親和性
システムエンジニアは、ありとあらゆる業界で活躍しています。
そのため、意外とシステムエンジニアは「情報システム」関連の資格だけではなく、活躍する業界の専門性を高めるために専門分野の資格を持っている人が多くいます。
そのため、「金融業界のシステムを開発」「経理部門のシステムを開発」に携わっているシステムエンジニアは、簿記2級を持っていることが多いです。また、システム監査など、監査の対応をしているようなシステムエンジニアも持っていることが多いです。
つまり、こんな簿記2級を持っていると、こんな就活や転職活動も視野に入れられます。
- 就職活動で金融業界も相手にしているような、大手システムインテグレーターやコンサル業界
- 未経験OKのシステムエンジニア求人の応募
システムエンジニアって表に出る仕事でもないし、商品として世に出て来ることもあまりないので、非常に目立たない業種ですが、実は平均給与の高い業種。
また、システムを作るって専門性の高いことなので、しっかり経験を積んでいけばいくつになっても比較的転職して給与アップしやすい業種だと思います。
システムエンジニアのスキルを独学で身に付けるのは難しいけれど、簿記ならある程度自力でとれる資格なので、簿記をとっかかりにシステムエンジニアを目指すのもよいのではないでしょうか。
システムエンジニア、どのくらいの期間で取得できる?
私の周りにいるシステムエンジニアは、簿記3級なら約1か月、簿記2級なら約半年程度で取得している人が多いです。
システムエンジニアの場合、要件定義や設計、プログラミングなど、理論的に考えられる人が多いような気がします。
簿記は一定量の記憶が終われば、そのあとは理論的に問題を解いていくだけなので、システムエンジニアには取りやすい資格と感じています。
問題は、「勉強時間の確保」ではないでしょうか。
毎日1時間から2時間、コンスタントに時間が取れれば半年あれば十分取得可能です。ぜひ、勉強を開始する前に、効率的に勉強するためにも、事前に情報収集をして、最短で資格取得できるルートを探してほしいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?簿記を取って事務職を!経理職を!と目指す人が多いと思いますが、システムエンジニアの世界でも必要としている場面がたくさんあります。
目立たないし、派手さもないし、よくわからないしな職種ですが、システムがなくなることはなし、ないより給与UPも目指しやすい職種。ちょっと頭の片隅に置いてみてはいかがでしょうか?
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