簿記2級は、2020年12月から90分のネット試験が始まり、2021年6月からは今まで120分だった試験が90分へ短縮されました。
これによって難易度に変更があったのか?問題数が変わったのか?色々疑問が出てきます。
2020年度最後の集合試験(2021年2月実施の第157回)と、2021年3月にネット試験を受けてきました。
そこで感じた、120分の試験と90分の試験の違いをまとめてみます。
120分試験と90分試験の難易度について
120分と90分を同じタイミングで受けた私が感じた難易度の差は、正直90分の方が簡単だった、です。
ただ、単純に「簿記2級が簡単になったから受験しよう!」と考えるのは危険です。
私が90分の方が簡単に感じた理由は、
- 変なひっかけ問題がなかった、素直に解いていけば問題ないような問題だった
- 見たことがないようなタイプの問題が出なかった
つまり、しっかり対策をしていれば「難しくない」と感じるレベルの問題で、簡単だから手を抜ける!
ということではないです。
120分のテストを受けたときは、単純に対策が足りていなかった可能性も否定できないです。
でも、あと1か月対策を打っても、あのような表の問題を見ることができたかは微妙です。
そのくらい、120分の問題は色々なパターンの表や問題の出し方があるように感じます。
90分になって問題数は変わるのか?
結論から言うと、現段階では問題数に変更はありません。
大問題が5問、1問目は仕訳、2,3問目は商業簿記、4,5問目は工業簿記で構成も配点もほぼ同じです。
さらに、合格点も70点以上で変わりがありません。
同じ問題数で、合格点も同じ、だけど時間が違う。
となると、やっぱり難易度が?と、思う人もいるかと思いますが、そんなことはないと考えています。
なぜなら、「以前に比べて合格率が上がったね」となってしまうと、120分時代の合格者と、90分時代の合格者で価値が変わってしまから。
さすがに資格の価値を変えるようなことは起こさないはずなので、きちんと調整されると思います。
試験時間が変わったとしても「ちゃんと理解して、ちゃんと基本を押さえている人が合格する」ということは、変わらないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?90分になったからと言って、単純に難易度が下がった!ということはなさそうです。
それでも、問題数が変わらず、合格点も変わらないので、解きにくい問題などが減っている可能性が高いです。
基本を押さえて、きちんと勉強して臨めば、「こんな問題見たことない!」という問題は少ないと思います。
モチベーションをキープして勉強続けてみてください。
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